生活で知っておきたいこと

靴が磨り減ると(3)

みなさんこんにちは! 元気に歩けてますか?

前回は靴のすり減りからくる危険性を解説しました。
今回は普段の歩き方のクセからくる靴のすり減り方を解説していきます。

①番の方の歩き方はがに股やO脚の方が多く、重心が外側にかかっている為、このすり減り方になります。
足首、膝をうまく使えてないため運動能力が低下している状態です。
また、膝関節の内側に力がかかるため、膝の内側の軟骨に負荷がかかり、
変形性膝関節症になる恐れがあります。

疲れる部位: 足首、ふくらはぎの外側、膝、太ももの外側、腰が疲れやすくなります。

歩き方の改善案: 外側に重心がかかっているので、つま先をまっすぐしながら地面に着いた時に、
親指で地面を蹴るイメージで歩くと極端な傾きを緩和しやすくなります。

②番の方の歩き方は内股の方多く、重心が内側に乗っているためこのすり減り方になります。
足くび、膝がうまく使えてないため運動能力が低下している状態です。
またバランスが中央寄りなので横に転倒しやすくなります。

疲れる部位: 足首、ふくらはぎ内側、膝、太ももの内側が疲れやすくなります。

歩き方の改善案: 踵の外側を初めに着ける意識をする事で、足の捻挫防止にもなります。

③番の歩き方は、アキレス腱(けん)が硬く、縮んでいることが考えられます。
縮んだアキレス腱に引っ張られて、体が後ろに傾き、重心が中心からかかとに偏ってしまいます。
この状態だと、体がバランスを取ろうとして前かがみになるので、
猫背になってしまい、腰痛や股関節痛の原因にもなります。

 また、アキレス腱が硬い人は、足首を前に倒して体重を正しく移動させることができないので、
足裏の接地後、すぐにかかとが浮いてしまい、最後に股関節をギュッとねじって歩くような癖がついてしまいます。
そして、このときの擦れが靴底に表れてきます。

疲れる部分:膝関節、股関節、腰に負担が大きいです。

改善案:アキレスけんのストレッチ、足首を回す、股関節のストレッチ

④番の歩き方はハイヒールを履かれてるかに多いすり減り方です。
筋力が弱いと膝が曲がり、腰痛の原因になります。
また、頭が前に出て猫背状態になり、肩こりの原因になりやすいです。

疲れる部分:足首、膝関節、腰、首、肩、背中

改善案:足のストレッチを行い、可能ならばハイヒールを極力避けて、スニーカーなど
クッション性の高い靴を履く事です。

⑤番の歩き方は体重を前に移動するときに足を揺さぶるような歩行をしている可能性があります。
足首や足の親指、膝関節をうまく使われていない状態です。
運動不足から肥満の原因になるとともに、歩行時に地面の衝撃を腰で受けるため、腰痛の原因にもなります。

疲れる部分:足首、ふらはぎ、腰

改善案:しっかりと膝を上げて歩行する、着地時に足の親指に力を入れて地面を蹴る意識をする、足のストレッチ

靴一つ、歩き方ひとつで体の疲れ方が変わってきます。
できる範囲で構いませんので、少しずつ環境を整えていきましょう!

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