生活で知っておきたいこと

骨盤の重要性

みなさんこんにちは!
「最近体が重だるくて思うように動きにくい」「椅子から立つ時や重いものを持つ時にどうしても腰が辛くなる」「座っているときに猫背が気になる」そんな日々の中で辛い思いをされてる方はいらっしゃいませんか?
その辛さ「骨盤のゆがみ」が原因かもしれません。今回は「骨盤」について解説をしていきます。

1.骨盤が歪んでいる人の特徴は?

日頃の生活でこのような症状にあてはまりませんか?
・腹がぽっこり出ている。
・鏡を見て肩の高さが違う。
・姿勢が悪く猫背ぎみだ。
・お尻が大きいと思う。
・腕組みして話す癖がある。
・椅子に座るとき、無意識に膝が開く。
・靴の外側の減りが早い。
・両方とも靴のかかとの減りが早い。

2.骨盤の主な役割

身体を支える役割

骨盤は、上半身(背骨や内臓)の重さを支え、下半身(脚)へとその荷重を分散させる「土台」のような役割を果たします。骨盤が安定していることで、姿勢を正しく保つことができます。
内臓の保護
骨盤は腸、膀胱、子宮(女性の場合)など、重要な内臓を包み込み、外部からの衝撃や圧力から守る「保護の役割」を持っています。
運動の基盤
骨盤は、歩行や走行、しゃがむ、跳ぶなど、下半身の運動をスムーズに行うための「基盤」となります。股関節と連携して動き、脚の自由な運動をサポートします。
出産の役割(女性特有)
女性の骨盤は、出産時に産道として機能します。妊娠中、骨盤の靭帯が緩むことで赤ちゃんが産道を通りやすくなります。
姿勢とバランスの調整
骨盤は背骨と脚の間に位置し、身体全体のバランスを調整します。骨盤の前傾・後傾・左右の傾きが姿勢や動作に大きな影響を与えます。

血液循環と神経の通り道

骨盤は大きな血管(大腿動脈や静脈)や神経(坐骨神経など)が通る部分でもあり、これらの構造を支えたり保護したりします。骨盤の状態が悪いと血流や神経伝達が妨げられ、下半身の冷えやしびれ、痛みなどを引き起こすことがあります。

筋肉の付着点

骨盤には多くの筋肉(腹筋、腰の筋肉、大腿の筋肉、臀部の筋肉など)が付着しており、これらの筋肉が骨盤を安定させることで身体全体の動きをサポートします。

3.骨盤の動きが制限される主な原因

筋肉の緊張や硬直
骨盤周辺の筋肉(腸腰筋、大臀筋、中臀筋、梨状筋など)が緊張すると、骨盤の動きが制限されます。長時間の座り仕事や不良姿勢が原因で筋肉が硬直することが多いです。

関節の可動域制限
骨盤は仙腸関節を中心に動きますが、関節自体が硬くなると骨盤の動きが悪くなります。
過去のケガや炎症、関節の変性(加齢による変化)が原因となる場合があります。

骨格の歪み
姿勢の悪化(猫背、反り腰など)や脚の長さの違い、左右の筋肉バランスの不均衡により、骨盤が歪み動きが制限されることがあります。

内臓の不調
骨盤の周辺には多くの内臓が位置しています。内臓の緊張や機能低下(便秘、月経痛など)が骨盤周辺の筋肉に影響を与え、動きを制限することがあります。

4.骨盤の動き制限に伴う症状

股関節や膝関節の痛み
腰痛や臀部の痛み
下肢のしびれや違和感(坐骨神経痛を伴うことも)
姿勢の悪化(猫背、反り腰、骨盤の前傾・後傾)
歩行のぎこちなさや可動域の低下
骨盤周辺の重だるさや疲労感
消化不良や便秘などの内臓機能の低下

5.対応策

1.ストレッチとエクササイズ

骨盤周辺のストレッチ
股関節を広げるストレッチ(バタフライストレッチ)、ハムストリングスのストレッチ、腰回りのツイスト運動。

骨盤矯正エクササイズ
骨盤を正しい位置に戻す運動(ブリッジ運動、キャット&カウなど)を取り入れる。

2.姿勢改善

デスクワーク時の姿勢を改善
骨盤が後ろに倒れないように、骨盤を立てた座り方を意識する。
立ち姿勢の調整
反り腰や猫背にならないよう、耳・肩・骨盤が一直線になるように立つ。

3.筋力トレーニング

体幹(コア)トレーニング
プランクやピラティスを取り入れ、骨盤周りの筋肉を安定させる。

中臀筋の強化
骨盤の安定に重要な中臀筋を鍛えるエクササイズ(サイドレッグリフトなど)

4.マッサージや整体

骨盤周辺の筋肉をほぐすために、定期的にマッサージを受ける。
骨盤矯正を得意とする整体院やカイロプラクティックに相談する。

5.内臓ケア

食生活を見直し、便秘や消化不良を防ぐ。
腹部を温めたり、深呼吸をして内臓周辺の緊張を緩和する。

6.ストレスマネジメント

リラックス法(ヨガ、瞑想など)を取り入れ、ストレスによる筋肉の緊張を和らげる。

最後に
骨盤の動きが制限される原因は多岐にわたり、日常生活の姿勢や習慣、筋肉や関節の状態、さらにはストレスや内臓の健康状態にも影響されます。症状を軽減するためには、日常的なストレッチや運動、姿勢の見直しを行い、必要に応じて専門家の助けを借りることが大切です。

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